• テキストサイズ

進撃の巨人ー短編集ー

第5章 〇【エルヴィン】甘い言葉を



しばらく2人で息を整えるように、静かな時が過ぎる。

「・・・サラ、大丈夫か?」

エルヴィンが声を掛けるが倦怠感と眠気で

「・・・ん」

と短い返事だけで目を閉じたまま動かないサラ。


「ふふ、可愛いよ」

「・・・」


エルヴィンは首に結ばれた赤いリボンを解き、サラの唇にキスをした。


「ありがとう、サラ。今夜は最高のバレンタインだよ。愛してる」


「・・・うん・・・?愛してるよ・・・」


薄れゆく意識の中で、どこかで聞いたセリフをエルヴィンが言うのを聞きながら、バレンタインのプレゼントが(多分)成功したのを満足に思いながら、サラは意識を手放した。


後日、例の3人がまた食堂で話しているのをまたサラは聞いた。

「自分をプレゼントとかやっぱ恥ずかしいよね」

サラがその言葉を聞いて1人赤面したのは言うまでもない。



-END-
/ 219ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp