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進撃の巨人ー短編集ー

第21章 〇【ジーク】ソラ様合同夢♡



デスクワークには眼精疲労と肩こりが付き物だ。毎日机に座ってひたすらパソコンと睨めっこ。
日に日に蓄積される痛みと疲れを解消するために、目の疲れはホットアイマスクとブルーライトカットの眼鏡を使うようにしてからあまり気にならなくなった。

けれど肩こりだけは日常的に湯船に浸かって揉んでみたり、凝りに効くという肩甲骨のストレッチをしてみたりと自分なりに色々と試してみたけどどうにもならなくて、もう専門家に頼るしかないと思い生まれて初めての整体に行くことにした。

ネットで見つけた近所の整体院。商店街の一角にひっそりと、看板も出さずに営業していた。事前に調べていなければ通り過ぎてしまうような外観で、本当にやっているのかすら疑わしい雰囲気だ。
予約日が今日で時間もちゃんと合ってることを再度スケジュール帳で確かめ、恐る恐る扉を開けた。

「ごめんくださーい」

薄暗い院内に私の声が響く。返答はない。

「今日の13時に予約してる者ですー」


またしても返答がない。やっぱりお店を間違えたのかと踵を返そうとした時、

「どうぞ〜」

奥の方からようやく声が返ってきた。その声の持ち主の元へ私は脚を進める。
パチリ、と照明の電源を入れたらしい音で院内が明るくなった。
お世辞にも綺麗な建物ではないけれど、真っ白なシーツで用意された施術用のベッドは清潔で安心感がありホッと息をつく。口コミが1件も書かれていなくて実は不安だったから。

「いや〜ごめんね。休憩中にうっかり昼寝しちゃってさ」



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