第19章 〇路地裏アンアンinミケ
「全く・・・仕事をしていないのかコイツらは」
憲兵が談笑する姿を見て溜息をついた。そろそろサラが猫を探し回っている場所のはずだが、と人にサラの特徴を言い、探し歩いていると、路地の手前で男に手元の紙を見せながら会話するサラを見付ける。男性が腰に手を回して路地裏の方へと一緒に進んで行った。
ーまずい・・・!
ミケは全力で走り、路地裏に入って行くと、入り組んだ路地の行き止まりで今まさに犯される寸前のサラが目に入った。ミケはその男の後頭部めがけて蹴りを入れて押さえ付けた。が、気絶してしまっているようで抵抗されずにすんなりと確保できた。
「サラ、大丈夫か、何もされて・・・」
サラを見ると、胸を抑え、膝を震わせながら顔を赤くしているサラがいた。
「ミケさ・・・苦し・・・」
「しっかりしろサラ・・・!!」
近付き肩を掴むと、身体を強く揺らし声を上げた。
「や、ら、触らないで・・・くだ・・・さ・・・」
股からじんわりと流れてきた液体で、地面が色を変える。
「サラ・・・?」
「は・・・薬物・・・を、飲まされ・・・ました、多分、任務前に師団長が仰っていた・・・危険薬物・・・かと、思われます・・・んっ」
息も苦しげなサラに、意識せぬ間に股間が膨れ上がっていた。部下のあられもない姿に興奮してしまっているミケは自分を軽蔑し、それからサラをよく見れば、サラの目線はミケの股間に釘付けになっていた。
「・・・サラ・・・?」
「ミケさん・・・私を・・・犯して下さい・・・。薬のせいにして・・・私にソレ・・・ください・・・」
手をミケの股間にスリスリと擦り寄せ、ミケの首筋を伝う汗に吸い付いた。それを皮切りにミケがサラを押し倒した。ミケも自分の息の荒さに驚くが、呼吸も早く何より勝手に手がサラの胸のベルトを外して、乱暴にボタンを引きちぎる勢いで胸を露出させた。
ニヤニヤとそれを見るサラの唇に濃厚にキスをすれば、身体が揺れ、まだ何もしてい無いに等しいが顔がトロリとして涙か汗か分からない体液で濡れていた。