第15章 〇【ミケ】身と心
「目を閉じて屈んでください」
「あ、ああ」
言われた通りにすると、唇に柔らかな感触が。
驚いて目を開けると、ギュッと瞑られた瞼が目に入る。
サラがキスをしてきた。
その事実に、今まで押し殺していた感情が一気に爆発するのが分かった。
離れようとするサラを抱いてベッドに横たわらせ、唇を割って舌を侵入させる。
小さな声が漏れ、強く身体が揺れた。
深く深く、逃げ惑う舌を追いかけて絡めると、次第に動きに合わせてくるようになった。
「は・・・ミケひゃ・・・」
「・・・そんな顔してたら襲われるぞ」
「・・・ミケさんになら、襲われたい・・・です」
その言葉に、再びサラにキスをする。
乱暴に服を乱し、肌を露わにさせる。
身に付けた白い下着は、立体機動に移る際にも妨げならない兵団支給の物だが見る度に「色気の欠片も無い」とげんなりしていたのに、何故こうもサラというだけでそそられる。
下着の上から、既にやんわりと主張する乳首を指先で撫でると、小さな声が聞こえる。
次第に硬くなる乳首を下着の上から唇で挟めば、甘美な声が鼓膜を揺らした。
「ミケさ・・・それ・・・」
「気持ちいいのか」
「はい・・・っ、でも恥ずかしい・・・」
「ふっ」
少し笑って、サラの胸を隠す下着をゆっくりと、ゆっくりと見せるように上げた。