第13章 〇【エルヴィン】ご褒美に
「っ・・・」
「ふ、この程度では動じないか」
サラの服の胸元を引き裂き、下着を露わにさせた。
「・・・私は幼い頃から・・・不気味なやつだと言われて来たが・・・君もか?」
サラは知らず知らずに、口角が上がっているのに気が付いた。
「エルヴィン様・・・」
「・・・今日、私は一切手を出さない。1人で自慰をしろ」
「 ! そんな・・・」
「私はまだやる事がある、君に割ける時間は限られているんだ」
そしてエルヴィンがサラに長い布を手渡す。
「裸になり、これで目を隠して、外で自慰をするんだ」
エルヴィンの提案に、サラは狼狽える。
「エルヴィン様・・・それは・・・」
「無理、か?・・・君にとって私は何だ?」
短剣の剣先をサラの喉元にそっと滑らせる。
「命を救って下さった・・・私の救世主様です」
「・・・いい子だ」
そして、エルヴィンの口角が上がった。