第13章 〇【エルヴィン】ご褒美に
「はっ・・・はあっ・・・」
「サラ、今日の収穫は大きい。今後の君の活躍には私も期待している」
「ん、は・・・はいっ・・・」
古い小屋。
少し街から離れた、誰も近寄らないその場所は、サラと調査兵団団長の取引の場所。
シスターの装いをした女は、打ち付けられる腰に揺られ、今まさに“報酬”を受け取っている最中。
「ん、出すぞ・・・」
「はい・・・っ、エルヴィン様・・・っ」
サラは自分の中から引き抜かれたモノから吐き出された精液を、口を開け、口内で受け止めた。
「っ・・・ん、ぐ・・・」
ソレを躊躇うことなく飲み込むと、調査兵団団長のエルヴィン・スミスはサラの頭を優しく撫でた。
「ではまた来週。しっかり頼む」
「はい、エルヴィン様」
服を整えたサラは、いそいそとウォール教の本殿へ戻る。
サラは、エルヴィンの指示でウォール教の極秘の情報を探っている。
要は調査兵団の諜報員だ。