第12章 〇 「○○しないと出られない部屋」
【サラ×エルヴィン】
⚫『どちらかが相手の一部を食べないと(飲み下すこと)出られない部屋』に入ってしまいました。40分以内に実行してください⚫
「なんだこれは」
「・・・ほう」
「どちらかを捕食しろ、ということか?」
サラが問うと、エルヴィンは黙り込む。
「相手の一部、飲み下すこと、か。どんなもの、方法にもよるが」
「まさか、何か方法を思い付いたのか」
サラがエルヴィンを見ると、エルヴィンがサラを見て問いかける。
「“飲む”と、“飲まれる”のでは、どちらがいい?」
「・・・は、んんー・・・ちなみにエルヴィンは・・・?」
「まあ、そうだな。飲ませる、というのは興味がある」
「・・・更にちなみにだが、何を飲ませるつもりだ」
エルヴィンは至って真面目に「唾」と一言答えた。
「君は言わずとも精液は飲むだろう。だが唾を飲む事は無い」
「や、やめろ!!!言わずともとか言うな!!アレは出すと拭かなければいけないからであって」
「で、やるのか?まさか精液が飲めて唾は無理とは言わないだろう」
エルヴィンに詰め寄られ、サラは意を決して答えた。