• テキストサイズ

進撃の巨人ー短編集ー

第11章 〇【ライナー】 たまには (現パロ)



事の発端は1枚の名刺だった。

「ちょっとライナー、そこ座れ」

風呂から上がったライナーがリビングに入ってきて席についた。

テーブルには、可愛らしいデザインが施された名刺があり、「かな」と名前が書いてある。

「これ、調べたら抜き屋じゃんね?」

抜き屋、いわゆるソープ的な店。
そんな店の子の名刺が、ライナーのスーツから出て来たのだ。

「本当にキショい、本当無理なんですけど」

腕を組んでライナーに言うが、表情ひとつ変えずに真っ直ぐサラを見ている。

「・・・ちょっと、何か言いなよ」

「俺は行ってないぞ」

「は!?ンな訳ないよね!?」

「上司に渡されたんだよ・・・この子が良いから今度行ってみろって・・・押し返すのが出来なかったからとりあえず受け取っただけだ。やましい事は何もしてねえ」

「あー嘘嘘、分かった、上司に〜とか言ったら黙ると思った?最近エッチしないのはこういう事だったんだ」




/ 219ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp