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此処にある音色

第15章 熱を出した…


春歌「なっ流します!」

流れ出した生音に春歌は圧倒される
美しく気高く伸びる
楽譜通りじゃない

春歌「凄い…」

色んな人の手伝いはしているが、そこにはしか作り出せない世界がある

早乙女「やってますねー」

春歌「社長!」

早乙女「うーむ…Youはこの曲を聴いてどう思いますかー?」

春歌「圧倒されてます…」

美しく気高いだけじゃない
そこには客を楽しませようとする心がある

春歌「私には到底及びません」

早乙女「そうだろう…だが、アイツはこれは良しとしない」

春歌「え?」

こんなにも凄いのに?
こんなにも惹きつけるのに?

そんな事を思っているとブースから出てくる
は撮ったものを聞いているがすぐにブースに戻ってしまう
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