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此処にある音色

第14章 マスターコース


『いや、こうすれば…』

その場で軽く日向先生を肩を掴み飛び越える

龍也「なるほどな、後ろの敵を倒すのか」

『そう…そしたら立ち位置代われるし』

龍也「となるともう1回リハするか?」

『いや…スタッフさん達の忙しさを見るとぶっつけ本番だな』

日向先生も大きく頷いてる
ZEROの引き出しの多さに俺はただただ圧倒される

龍也「なるべくリテイク来ないように立ち回れるか?」

『それは龍也次第だろ?』

そう言って笑う顔は挑発的
いつか日向先生と共演したいと思ってたけど、ZEROはもうその場所に立っている

『ん、あ?龍也ちょっと打ち合わせ後で』

そう言ってZEROは日向先生から離れた
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