第14章 マスターコース
翔「そりゃ…個性って大事だろ」
『ふぅん…じゃあオレがZEROじゃなかったら…ありのままだったらオレはどうだ?』
翔「それは個性的過ぎるだろ」
では売れてもこの芸能界で残るにはハンデがデカイ
『そう。オレは芸能界に憧れた訳でもましてやアイドルに憧れた訳でもない』
翔「じゃあどうして」
『偽りでも“愛されたい”って思ったから。嘘でも“愛したい”って思ったから。あとは社長達が背中を押してくれたから』
本来ならネット上だけで良かったと言いたげだ
『翔…お前は周りから愛されるっていう一番の個性がある。子供からお年寄りまで真っ直ぐで元気。大切な物だろ?』
俺が言葉に詰まらせるとテーピングをしていく