第14章 マスターコース
『レン…はい、あーん』
レン「あーん」
カップルというシチュエーションなだけに、距離が近い
俺が口を開けてクレープを食べようとすると、パクッとZEROが自分で食べた
レン「あ!」
『ふふーん!』
レン「やられたな…。ほらZERO。口元にクリーム付いてるよ」
『んっ!』
口元のクリームを手で拭い、それをペロッと舐めると赤くなるZERO
『ばっ…バカ…』
ペシッと叩かれるがそこまで痛くない
そんなやり取りもカメラに収められていく
俺が映えるように、服が可愛く見えるように
全てが計算されているかのように