第14章 マスターコース
スタッフ「もしかして神宮寺さん照れてます?」
スタッフ「ZEROはどっちやらせてもイケるからね」
動揺する心をグッと抑えいつものポーカーフェイスを守る
レン「とても良く似合ってるよ」
『あ…忘れてた』
俺のセリフなんてサラッと交わして、ウィッグをつける
長い黒髪になる
『あー…あー…あー…』
何度か声を出すと声のトーンが変わる
『それでは始めましょうか』
フワリと微笑む姿は少女そのもの
雰囲気を出す為に声すらも変えるのか
勉強になるな
カメラマン「じゃあ何枚か撮っていくよ」
『はーい!よろしくお願いします』
レン「はい」
クルリクルリと…いや、ZEROは表情を変える
スタジオを出てショッピング
そして近くのクレープ屋で美味しそうにクレープを頬張る姿