第14章 マスターコース
音也 side
『んん…ふぁ〜』
リンちゃんから離れたはグーッと背伸びをする
まるで猫
骨折よりもヒビの方が痛いはずなのに
俺が見つめてると視線に気付いたのか赤い目が俺を捉えた
『えっと…お…お…音よ?』
音也「音也だよ!」
あと1文字なのに覚えてくれない
『明日の付き人は…』
パラパラと手帳を確認しているは“ZERO”じゃなかった
美風先輩から書類をシュレッダーにかけたと聞いた時はもしかしてって思ったのに
『音也だな』
手帳を確認しながらじゃないと名前を呼んでもらえない
けどそれでもいい
音也「うん!俺付き人頑張るよ!」