第14章 マスターコース
藍 side
付き人としてのやり方はデータとして入っている
荷物を持って3歩くらい後ろで待機の…はずなんだけど
『あー…いいですいいです。やらなくて』
データとは違うのやり方に戸惑ってしまう
『皆さんこんばんわ。ZEROです。この番組も中々人気みたいで今日はなんと!付き人として人気絶頂中の美風 藍先輩が来てくれてます!』
そう言ってボクをカメラが捉える
藍「美風 藍です。よろしくお願いします」
というか急すぎない?
ボク何も聞いてないんだけど…
『教えてZEROコーナー!番組視聴者のお悩みや嬉しかったこと、聞いて欲しいことを読んでいくコーナーです』
ボクの戸惑いなんか放置して番組は進行していく