第14章 マスターコース
『見るか?オレの身体』
そう言って上着の裾を持ち上げようとすると全員の目が集中する
『……冗談だ』
はぁっと溜め息を吐き出して、ふと腕時計を見る
『うし、5分休憩!終わり次第、殺陣の練習になるからな』
ゼェゼェと息切れしながらもあちこちから、はーいという声が上がる
全員が休憩しているのにはデモ曲を聴いている
『おい、ここの作り込みが甘い。それから』
真斗「…」
『なんだ?』
真斗「殺陣なら俺に任せてもらえないだろうか?演技なら自信が『却下』…」
はそう言うと曲を止めて真斗を睨みつける