第14章 マスターコース
紫煙が立ち上る中、セシルが近付く
セシル「あの…ミューズ…」
『ミューズじゃないけど何?』
セシル「なぜ私達を抜擢したんですか?」
『マスターコースをサッサっと終わらせたいから』
本心だろう
顔には嫌という程の面倒くささが出ている
『で?オレのマスターコースはどうだ?』
嶺二「そうだね…学ぶ事が多すぎてれいちゃん的に頭いっぱい」
『…ククッ…そうか。じゃあその頭にZEROと言う人物を叩き込め』
まるで普段の自分は忘れろと言いたげな声色だ
『さてと…お前らも帰って寝ろ。明日からハードだから』
そう言うとお疲れとは片手を上げてサッサっと行ってしまった