第14章 マスターコース
龍也「アイツはソイツの人生を生きてるみたいになぞり、喰う。そして役者としても喰う」
トキヤ「つまり…四ノ宮さんが那月さんになったり砂月さんになったりするあの現象ですか?」
龍也「いや…違う」
準備が整い、演技が始まる
『……おい、お前…死んじまったのか…』
親友の死ぬシーンだ
は涙も見せず淡々と呟く
『なぁ…お前…言ってたよな。どっちが先に結婚するかって』
まるで死を理解してない様だ
『なぁ…お前結婚して子供が…いるんだろ…?今度見せてくれるって約束はどうすんだよ?』
何も言わぬ親友に笑いかける