• テキストサイズ

此処にある音色

第12章 兄との再会


『あの頃の楽しかった優しかった兄はもう居ねぇんだ』

その言葉に全員が静まりかえる
身体を売って稼いでいた
今では歌で稼ぐ
そしてフラっと現れた兄には金の請求
が壊れるのは時間の問題
古傷も何度も開くのか血塗れた包帯がゴミ箱に捨てられていた

林檎「ちゃん…病院行きましょう?」

龍也「ああ、病院に行くぞ」

『……くれ…』

小さな声で何かが呟かれる

音也「?」

『ほっといてくれ!皆帰ってくれ!もうオレに関わるな!』

全員を外に追い出すとガチャンッと鍵がかけられた
/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp