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此処にある音色

第12章 兄との再会


『オレは…オレは…』

言葉が出ないのか龍也のスーツを掴む
雨が涙の様に頬に伝う

『なんで…』

林檎「ちゃん…」

『林檎』

行き場の無い感情がを苦しめる

林檎「中入りましょう?」

『あ…』

林檎の笑顔見たは静かに頷いた
全員での部屋に入ると何も無い殺風景な部屋だった

藍「いくら渡したの?」

『……200万くらいじゃねーかな…』

藍の質問にポツリと答えた

翔「200万って大金じゃねーか!」

『いいんだよ…』

ソファに縮こまったままそう呟く
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