第3章 大変な入学式
龍也 said
アイツが出てるか俺はハラハラした気持ちで見つめる
そこにはクソが出るくらい面倒くさそうにいた
それに少しホッとした
林檎「出たみたいね」
龍也「あぁ。最後の最後まで恨みの言葉聞いたけどな」
何かを隠しているアイツ
誰よりも良い声と作曲
何度も何度もアイツに救われて来た
なのになぜと言う疑問が浮かぶ
"アイドルも作曲家も憧れてない"
その横顔はどこか痛々しくて見てるだけ苦しくなった
アイツが本当に俺達に心を開いているかと聞かれれば答えは否だ
龍也「ここで変わってくれればいいんだがな…」
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか欠伸をしている