第9章 波乱万丈の林間学校後編
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オレは荷物を片付けていた
『…オレには合わなかったな』
なんせ温か過ぎた
オレ自身のこの"呪い"についてもアメリカに行けば何か分かるかも知れない
『にしても…』
片付けはすぐに終わる
ほとんど持ってきてなかったのか
自分自身に呆れる
『ふぅ…こんなものか』
最後にと龍也と林檎に手紙を書く
"お世話になりました"
続きか書けなかった。否書かなかった
書いちゃいけない気がしたからだ
だから精一杯の自分の想いをその1文字に書いたつもりだ
『これで…いいんだ』
気付けば涙が流れていた
side終