• テキストサイズ

此処にある音色

第9章 波乱万丈の林間学校後編


side

オレは荷物を片付けていた

『…オレには合わなかったな』

なんせ温か過ぎた
オレ自身のこの"呪い"についてもアメリカに行けば何か分かるかも知れない

『にしても…』

片付けはすぐに終わる
ほとんど持ってきてなかったのか
自分自身に呆れる

『ふぅ…こんなものか』

最後にと龍也と林檎に手紙を書く

"お世話になりました"

続きか書けなかった。否書かなかった
書いちゃいけない気がしたからだ
だから精一杯の自分の想いをその1文字に書いたつもりだ

『これで…いいんだ』

気付けば涙が流れていた

side終
/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp