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【戦刻ナイトブラッド】快楽に溺れて

第3章 蘭丸と添い寝だけする話


「ら、蘭丸くんお願いがあるんですけど...」
部屋に訪れたのは僕の想い人だった。
「どうしたんですか?こんな夜中に」
彼女は言いづらそうに顔を逸らす。
「あ、もしかして僕の添い寝希望だったりします?な〜んて♪」
いつものように顔を赤くして首を横に振るんだろうな、と思ったが今日は違った
「実は、そうなの…添い寝してもらっても良
いかな?」
上目遣いで目をうるませる彼女を見て喉が鳴る。
(そんな可愛い仕草をされると血を飲みたくなる)
「本当に良いんですか、僕も男です。何をするか分からないですよ?」
このまま一緒にいると何をしてしまうか分からない、早く彼女を部屋から追い出したかった。
「好いてもいない男に犯されるのは嫌でしょう?僕が部屋まで送って行きますから...」
「い、いやです!部屋に戻りたくない」
急に塞ぎ込んで泣いてしまう彼女を見て少し動揺してしまった。
「ど、どうしたんです?」
「うぅ、おばけが、髪の長い女のおばけが部屋の外を歩いてて。それで私怖くて...」
普段頑張り屋で辛い事があってもめげない彼女の弱い所を見れて少し嬉しく感じた。
「分かりました、一緒に寝ましょう。何が来ても僕が貴女をお守りします」
ギュッ
ふわっと甘い香りがしたかと思えば抱きしめられていた。
「あ、ありがとぅ...」
(暖かいな...)
夏だけど暑苦しくはない、逆に心地良く感じる。
「それでは寝ましょうか、その前に...」
彼女の顎を持ち上げる、すると赤くなって目を逸らす
「こっちを見てください」
「や、やだ...恥ずかしい...」
まだこっちを見ない、信長様だったらなんて言うだろう。
「こっちを見ろ」
ビクッと肩を震わせゆっくり顔を上げる。
そのまま顔を近づけると彼女はギュっと目を閉じる
チュッ
初めての唇への口付けはとても長かった
「...ん...ふぁ...♡」
彼女の息が漏れる
何度も何度も角度をかえて
優しく時に貪るように彼女に口付けする。
舌でトントンと唇を叩くとゆっくり口を開けてくれる。
舌を絡ませると可愛らしい声が漏れる
「...ふ...ぅん...はぁっ」
「ん、ふぅ. . .貴女が可愛いのがいけないんですよ...♡」
水音が厭らしく響く
唇を離すとツーと銀色の糸を引き、
どちらのか分からない唾液を飲み込む
彼女は疲れて力が抜けたのか床に座り込む
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