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《R18》イケメン革命 裏夢小説 ”ゆるゆるり”

第3章 【軽くR】シリウスの本音(彼目線)




無意識のうちに、いつもより早足で歩いていた。歩調はどんどん早くなって、すれ違う兵士達は驚いた表情で立ち止まっていた。らしい。

部屋の前に着き、一度深呼吸をして荒だった気持ちを落ち着かせてからノックをする。

『エル、具合が悪いのか?入るぞ』
鍵のかかっていない扉を開けて、部屋を覗くと、ベッドの上にこんもりと山ができていた。

『エル?』

もう一度名前を呼ぶと、その山はビクッと動いた。

「シリウスさんっ…!?
シリウスさん"は"…っ!来ないでください…!!」

少し鼻声になったエルの声に、俺は確信を持って近づき、山の隣に腰を降ろし、優しく布団をめくる。
そこにはダンゴムシのように丸まった体勢のエルがいた。

『泣いてんのか』
「……っ…泣いてなんか…っ!」
『…じゃあ顔見せてみろ』
「嫌です…っ!」

このままでは先に進まないと思い、かなり無理やりではあるが、丸まった彼女の脇に手を差し込んでそのまま持ち上げ、自分の膝の上に向かい合わせになるように乗せた。自分の思うような体勢を維持できなくなったエルは顔を俯けたまま動かない。

『…エル、顔を、上げてくれ』

自分で思っていた以上に感情が込もってしまったその声にぴくりと反応した彼女は、そっと顔を上げる。
目元は赤く染まっていて、頬には涙が流れた跡が残っていた。

『…俺のこと、呆れて嫌いになったか』

「…っ!?…そんなわけ…ないじゃないですか…っ!」

『じゃあ、なんで俺のいないとこでそんなに泣いてたのか教えてくれないか』
自分でも、ずるい聞き方だと思った。
何となく理由は分かっているのだが、ちゃんとエルの口から聞きたかったのだ。

「…嫌ですっ!こんなこと言ったら、シリウスさんに面倒くさいって思われ…『思わない、どんなエルも可愛くて仕方ないからな』…っ!」

髪を撫でながら、上から被せるように言葉を紡いだ。
俺の言葉に目を丸くしたエルは赤くなって、再び俯き、ぽつぽつと言葉を零し始めた。

「…私…シリウスさんに、好きって言ってほしくて、いつもと違う顔を見たくて、朝からいろいろ行動してみたんです…」
『ああ』
「…でも、シリウスさんはいつもと同じで、私のこと、もう好きじゃないのかなって思っ…
…んっ!!?」


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