第2章 彼氏は菊地風麿くん。
「風麿くん。」
視線に耐えられなくて声をかけた。
「風麿くんじゃねーよ。」
「えっ??」
「風麿って呼んでみろよ。」
「む・・・む・・無理だよっ!!呼び捨てなんか出来ないよっ!!」
「なんでだよ??」
「恥ずかしくて言えない。」
「だーめ。言ってみ?」
「もぉ。ふーま・・・・・くん。」
「もう一回」
「・・・・・・・・・・・・・・ふーま。」
聞き取れるか取れないか分かんないぐらい
小さな声で名前を呼んだ。
「言えんじゃん。」
「俺のこと呼び捨て出きるまで他のやつ呼び捨てしちゃダメだかんなーっ!」
ようやくわたしは風麿くんが、不機嫌になった
理由がわかった。
特別な存在だからこそ、簡単には呼べないんだよ。
一緒にいられるだけで、ふわふわな気分なのに、呼び捨てなんて、到底できっこないよぉ。
。