第2章 彼氏は菊地風麿くん。
空気をかえようと思って、私はそそくさと鞄に手をやった。
中からプリントをだして、風麿くんに見せた。
「何これ?」
「期末テストの順位表だよ!」
「こんなんあんだ。へ~っ」
「お、何気やるじゃん♪」
「えっへへ~っ!ねぇ、ここ見て?」
私は英語の順位が書いてあるとこを指さした。
「なに?英語?お!すげーじゃん!頑張ったな」
「風麿くんが教えてくれたから、頑張っちゃった!!」
「おー!えらいじゃん」
「えへへっ」
誉められて嬉しくて照れた私はどんな言葉をだしていいか分からず、余計なことを口走ってしまった。
「あ!さっき駅であった男子もね、風麿くんみたいに英語得意なんだよ!ほら、1位なんだ!凄いよね 。」
穏やかだった空気が一瞬でかわる。
すぐに分かるほど、風麿くんの表情が変わった。