第1章 第一章 〜大野家の朝〜
【和也side】
…ず … て ! か … !! … きて !!
誰かが大声で何かを言っている 。
もう 、煩いな … 。
翔 「和也!!起きなさい!!」
「ん … うわあっ!!」
煩い声で目を覚ますと、目の前に翔兄のどアップ。
翔「またゲームして寝落ちしてたでしょ!!」
「へ … ? ゲーム ?」
翔「とぼけない!床に落ちてるから言ってるの!!」
しまった…!!
翔「この前約束したよね?寝る前はゲーム禁止って。」
「ごめんなさい…もうしないから許して…?」
お得意の上目遣いで翔兄を見上げる。
翔「っ…今回だけは…いいや、駄目だ!許しません!1週間ゲーム禁止!はい、そして起きる!」
ちっ … 。←
翔「ほら、そんな拗ねた顔してないで智兄起こしてきて。」
「はぁい …」
なんて、今は不機嫌だけど智兄の寝顔を見たらとっくにゲームの事なんて頭から離れる。
「智兄っ 、起きて !!」
智 「あ、和也ぃ … ぐう…」
…はい?寝言ですか?
「智兄、朝ですよ 。起きましょ?」
優しく声を掛ける。
…けど、起きない 。ま、当然ですよね。
こうなったら 。
智「うん … ?和也 … ?」
「さ 、寝ましょ?」←
智「良いねえ 〜 、寝y … 「寝かせないよお?!」
翔「和 、布団から出なさい!智兄も朝!起きて!雅紀!戻ろうとすんな!」
智.和.雅 「ケチ…」
翔「何とでも言いなさい!せっかく潤が早起きして朝ご飯作ってくれてるんだから…って置いて行くな!!」
後ろで翔兄が叫んでるけど気にしない 。
「智兄〜 … 寒いです 。」
智「寒いのに何でケツ触ってんだ?」
「良いじゃないですか、朝から贅沢しても」←
智「離れろよお〜 …」
「やです 〜」
いつもこんな会話をしながら階段を降りる 。
そしたら朝ご飯の良い匂いが 。
雅兄なんてすっかりテンションMAXじゃないですか 。
リビングに入るとエプロン姿の潤 。
そして翔兄に引きずられながら朝食の準備を手伝わされるわけで。
智.翔.雅.和.潤 「頂きます !!」
さて、今日も美味しい朝ご飯を食べて元気に仕事しますか。