第2章 運命の共犯者
「ひとまず、片付いたか⋯」
夜も更けたクラブハウス
レジスタンスの活路を見出し⋯実の兄、クロヴィスを殺害
「フッ⋯フハハハハ!!この力!いける!使えるぞ!」
高笑いをするルルーシュの声だけが部屋に響く
あとは⋯
ルルーシュは自身のベッドに横たわる少女に目をずらす
この力を発動し軍隊を殺した現場を目の当たりにしたショックから気を失ったまま未だ目を覚まさない
「殺す⋯しかないのか」
この力を、俺がやつらブリタニア軍を殺した事実を知ってしまったを野放しにはできない。
だが⋯
なんの罪も⋯なんの関わりもないを殺せるのか?
「ッ!!⋯ダメなんだ⋯俺はここで立ち止まる訳にはっ⋯!」
やり切れない思いからベッドのシーツを強く握りしめる
『ル⋯ルルーシュ?』
「!!目が⋯覚めたか⋯?」
『うん⋯ずいぶん眠ってしまったみッ⋯ルルーシュ⋯』
話の途中ではルルーシュの頬に手を当てる
『泣いてるの?』
「!!」
に言われて初めて自分が涙を流していた事を知ったルルーシュは慌てて制服の袖で涙を拭う
「いや!これはだな「ギュッ」!?」
『うん、大丈夫。大丈夫だよ、』
は優しくルルーシュを抱きしめた
その行為に驚きながらも安心する自分に不甲斐なさを感じた
俺は⋯弱いな⋯