第1章 静寂とはじまり
「フフフ⋯」
『ル、ルルーシュ⋯?』
ルルーシュはゆっくり立ち上がる
「ブリタニアを憎むブリタニア人はどうしたらいい?」
「なっ!血迷ったか貴様!!」
ブリタニア軍はルルーシュに銃を向ける
「どうした?撃たないのか?相手は学生だぞ?」
ルルーシュは俯いていた顔をゆっくり上げ、
右手を左目に近づける
「それとも気づいたか?撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだとーー⋯」
ルルーシュの左目が赤く輝く
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる⋯貴様たちは死ね!」
「了解した」
『ルルーシュ?なにを⋯』
ブリタニア軍は皆一斉に自身の首元に銃を当てる
「ドーーーン」
バタバタと次々に倒れるブリタニア軍
『なっ⋯なぜ⋯、いや⋯いやぁぁぁあ!!』
空虚な空間に響き渡るの悲鳴
はショックから気を失ってその場に倒れこんだ