第1章 ◆Fly high◆(執事サイド)
ん。
そういや、松本このあとどうするつもりなんだろ。
無理矢理美羽のプレ専属頼んだはいいけど、ハッキリ言って乗り気じゃなかったからな(笑)。ま、俺の頼みだから断らなかったんだろうが…。
でも専属に慣れてもらうためには、あのくらいシッカリしたヤツじゃないとやっぱり任せられない。もし半年後、俺じゃない執事がつくことになったとしても。
もし
半年後、俺は継続をお断りして
松本も暇そうだったら
…マジでアイツのこと、アイドルデビューさせるかな(笑)。
そんで俺は専属マネージャーをやって…
美月は俺にアイドルをやってほしいと言っていたが…
「…やはり30代でアイドルは…キツイですよ、お嬢様」
その点松本はまだギリ20代だし。あの容姿だし。全然イケる。うん。何なら超えても詐称して…
なんて
どーでもいいこと考えてたら、どんどん具体的に想像が膨らんでしまった。
うーむ…
イカン。
さっきよりさらに頭が冴えてきた気がする…。
「…」
誰かさんの妄想癖がうつったかな、コレは(笑)。