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第20章 真夏の雨 by millie
腕の中で眠る和也の頬に触れる…。
最初に和也に逢ったのもあの図書館だった。
あの時とは逆。
傘を差し出したのは俺だった。
色白の華奢な少年といった印象だったけど実際には俺と2つしか違わなくて、読んでる本の話から意気投合して…。
徐々に近くなる距離。
その距離が友人から恋人に変わったのはどれくらい前だろう?
「かーず?」
名前を呼びながらキスをする。
「ん?しょーちゃん?」
覚醒前の柔らかな口調が可愛くてそのままキスを続ける。
そのうち、和也の舌が応えるように絡んでくる。
「んっ、ふっ…、んんっっ」
和也から漏れる声が甘くなる。
和也は甘くてふわふわで可愛い。
あの人もフワフワしてたなぁなんてつい思い出してしまう。
でも…今、愛してるのは和也だ。
もっと甘い和也が見たくて俺はキスしながら胸に手を回す。
胸の突起を少し乱暴に弄ると和也の嬌声があがる。
「あっ、しょうちゃ…んっっ!」
「和…気持ちいい?」
「ん、もっと…」
素直な和也のおねだりに気を良くした俺はその要求に応える。
「もっとね?
いいよ、もっと気持ちよくなろうね?」