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【王馬小吉】出演者達に休息を(ダンロンV3)
第6章 本当の嘘つき
人そっくりに表情を変え、思考する彼。そんな彼の存在を知った僕は、少しの恐怖心と、大きな絶望感を味わった。
(……やめてくれ)
「すごいね!キーボくんは何ができるの?」
「ボクは博士の友人であり、家族のようなものです」
どうして。
なんで。
そんな思いが頭を駆け巡って、破裂しそうだった。
「……逢坂さんの、友達なの?」
「はい!ボクは誰よりも博士の側にいることが許されています」
その言葉を聞いて、僕は確かに思ったんだ。
ふざけるな、と。
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