第7章 リエーフ見参!
「波瑠の良いところ、もう少し強く擦ってみて」
「っあぁ...」
ビクビクと身体が跳ねる。
「あ、あ、けー.....んっ、もっ」
身体に勝手に力が入り、蛍にしがみつく。
「あ、ん、も、だめ.....あぁっ」
ビクンと大きく身体を揺らした。
「あ、はぁ.....」
「どう?
初めて自分でしてイッた感覚は」
「気持ち良かった...」
トロンとした表情で笑う。
あとで恥ずかしくなると思うけど、今はそれしか考えられない。
「そう」
「蛍、いつも最後まで出来なくてごめんね...。
中途半端な状態じゃ辛かったよね」
毎回毎回あんな状態のままじゃ、辛過ぎる。
「...別に、そんなに気にしなくて良い」
「でも...」
「.....なら、手を貸して」
「へ?手?」
「僕も1人でするから、手を貸してって言ってんの」
「あ、うん、分かった」
両手をスッと差し出す。