第7章 リエーフ見参！

人気のない廊下に蛍を連れて来る。


｢どうしたの？

君が呼び出すなんて珍しいじゃん｣


そうは言うが、蛍の表情に驚いた様子はなく、あるのは勝ち誇ったような笑みだけ。


もう、恥ずかしい思いをしても良い。


こんなにもどかしくて切ない思いをするくらいなら、恥なんて捨てた方がマシだ。


｢...お願い、蛍.....して｣


｢え？｣


｢ナカが疼いて、切なくて、どうしようもないの...。

自分でしても全然気持ち良くなくて...｣


蛍の胸に飛び込み、見上げる。


｢はぁ.....苛め過ぎた、ごめん｣


チュ、と優しく額に触れた蛍の唇。


｢それで？

そんなに我慢出来なくて1人でしたの？｣


｢.....ごめんなさい...｣


｢怒ってないから。

どんな風にしたの？｣


顔を覗き込まれて目が合うと、弾かれたように顔ごと目線を逸らした。


｢教えて｣


｢.....ナカ触った...。

蛍が触ってくれるとこ、触っても.....気持ち良くない｣