• テキストサイズ

剣姫乱舞 《刀剣乱舞》

第16章 ダイエット作戦!! *長月*




夏の暑さが落ち着き始め、作物が実り始めた長月


「冴姫姉ちゃん!お菓子あげる!あ~ん」

『ありがと包丁君、あ~ん』

「姐さん、こっちのお菓子も食ってくれ」

「はぁ~、姐さんの膝枕サイコー…」

「信濃兄さんズルい!姉ちゃん俺もー!!」

「冴姫ねえさん、そがずんだもちをくれました。」

「はぁ~♡小さい子とサキちゃんの戯れ、見てて幸せです~。」


今、あたしも幸せを噛み締めています
数日前に、大阪城の千両箱探索の時に出会った包丁君、後藤君、信濃君、毛利君・・・そして最近鍛刀でやってきた謙信君の5人と一緒にお菓子パーティーの真っ最中。


ここ何日もこんな調子が続いている


「姉ちゃん俺も抱っこー!」

「ちょッ…包丁乗ってくるな!!」

『あぁ~分かったから!』

「冴姫ねえさん、ぼくも!!」

「んじゃ俺は後ろからぎゅーしてやる」


包丁君と謙信君が抱っこの催促するが、膝枕満喫中の信濃君は一向にどかない。代わりに後藤君はあたしの後ろからギュッとしてきた。毛利君は・・・


「あ、僕は大丈夫です。うちの子と謙信を見ているだけで幸せですから」


と始終傍観していた
前までも短刀達と一緒に遊ぶことはたくさんあったけど、包丁君が入ったおかげでお菓子がたくさん食べれている。和菓子だけじゃなく現代のスナック菓子もたくさん食べてしまっている。


「失礼しますよ。」


5人と戯れていたら、一期さんが入ってきた
「あ、いち兄。」と、粟田口の子たちが動きを止めて彼を見る


「お前達、出陣のため主様が呼んでます。謙信も燭台切殿が呼んでましたよ」


と、彼らに向かって言う。
あたしは相変わらず非番だから彼らを「行ってらっしゃ~い」と送り出す。

渋々部屋から出ていく短刀達の後に一期さんがついていく・・・と思ったら、一期さんがあたしに向かって言った。



「冴姫さん、・・・少しお太りになられました?」




・・・・・・。




え・・・・・・・・?





/ 220ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp