• テキストサイズ

dear my teacher..

第3章 保健医×にのみや先生




「こんなの、相葉さんが俺たちを焚き付けるためにしたことに決まってるでしょ」


 私の胸に括り付けられたスカーフを指で掬い上げられて、思わず体が緊張する。
 自分でしたとは言え、この体制はさすがに鼓動が高鳴って堪らない。




「相葉さんが   に手出す訳がないし、大体あの人演技下手すぎるよ。どうせ暑くて脱いだスカーフ、教室に忘れるかなんかしたんでしょ」



 誤解どころか、なんだか先生は全部、見透かしてたみたいだ。

 そうだった、二宮先生は誰よりもしたたかで、器用で、


 本当はなんだってわかってる。


 そういう人だってこと、一瞬忘れてた…。





/ 79ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp