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dear my teacher..
第1章 数学教師×さくらい先生.
公園には、誰もいなかった。
狭い公園の真ん中に立ちすくむ。
『………』
あれ。なんで。
一人になったとたん、溢れだす涙。
なんであの時出てこないの。
別れよう、って言われたあの瞬間、あの瞬間もしもこうやって泣けてたら
別れないで済んだかもしれないのに…。
「何してんの」
不意に後ろから、ぽんと頭に手を置かれた。
『…!』
思わずびくっと肩がふるえて、振り向いた視界には。
『櫻井先生…?』
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