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dear my teacher..

第2章 国語教師×まつもと先生



『あのー、大丈夫、なんで、離して貰っても…』

「お前に足りてないのは、こういう事なんだけどな」

『へ?』

「ん、別に。大丈夫?腰抜かしてんじゃねえの」

『大丈夫です!』



先生の手が離れるとちょっとふらつくけど大丈夫。無傷だ。


かがんで散らかしてしまったプリントを拾い集める。


あれ、プリントに赤い点…、あ。




「お前指、切れてんじゃん」


そうだ、さっきの画鋲。転んだ拍子に指に刺さったのか。


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