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dear my teacher..

第2章 国語教師×まつもと先生


椅子に乗って、
うーんと手を伸ばして掲示物を押さえ、画鋲を刺そうと試みる。


…ていうか。



『なんで焦らすんですか?古文のコツとかあるなら、授業で言ってくれればいいのに』


掲示物を貼りながらも、頭の中は古文の悩みでいっぱいで。

振り返って先生に文句を言った、瞬間。




『…わっ』




ぐらり、とバランスを崩して、椅子ごと後ろにひっくり返る。


まずい、頭打ちそう…



手に持っていたプリントが、宙を舞う。
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