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dear my teacher..
第1章 数学教師×さくらい先生.
『………あ、携帯…』
引っ張られて開かされた掌に、ぽんと携帯を乗せられる。
忘れてた、携帯、返してもらうの。
…また、勘違いしちゃったじゃん。
またバカにしたように笑われるかなって思ったけど、そうじゃなかった。
櫻井先生は、口元だけ、優しく笑ってた。
…どうしよう。私、やっぱり。
「始まりなんてなんでもいいんじゃない。
大学生と高校生でも。
教師と生徒、でも」
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