第1章 出会い。
佳菜江「ちょっとぉ、今日の私服随分気合い入ってんじゃーん!(笑)」
**「佳菜江に言われたくない。てか飲み会ってそんな大勢くるの?」
佳菜江「うーん、20人くらいかなぁ?」
**「20人!?どんな人脈持ってんのよあんた!」
佳菜江「それが、知り合いが知り合いを呼んでいつの間にかみんな打ち解けちゃってさぁ~。」
そこへ先輩達がロッカールームに入ってくる。
佳菜江・**「おはようございます!」
先輩1「あら、今日は二人とも随分めかしこんでるわね。まぁ花金くらいゆっくりしなさい。でも、仕事はしっかりね!」
佳菜江・**「はい!!」
ロッカールームを出る時、佳菜江が耳元で「今日の飲み会、ちょっと期待してていいかもよ」と囁いた。
私は特に気にすることなく、いつも通り仕事に取り掛かった。
—――5時、佳菜江は張り切って仕事を終わらせ既に退社の準備にかかってる。
私はと言えば・・・山のような資料がまだ3分の2しか終わってない。
**「佳菜江ごめんー、今日ちょっと遅れるかも」
佳菜江「**はほんっと真面目だね~。メンバーには言っとくよ」
**「うん、宜しく。」
**「うあぁー!」
誰も居ないオフィスに大声が響く。
時計を見ると19時を回っていた。流石にまずいと思い、
急いで身支度を整えた。