第24章 *衝突
フィン「うん。人に優しい、自分に厳しい。
自分は死んでしまえと追い込む割りに、人にはそう望まない。
素晴らしい人格だとは思うけれど、とても真似はできない。
といった所かな?」
ケイト「んー、よくわかんない;」
フィン「ンー、はっきり言うと…自分の抱く感情に純粋過ぎるのかな?」
ケイト「!それならよくわかる!」こくこく
フィン「思い当たりしかないようだね^^(くすくす)
人には強く当たらない君だけれど、もう少し強く当たってもいいと僕は思うよ。
今の当たり方は、優し過ぎるぐらいだ」
ケイト「……ん…後で考える//」ぽすっ←フィンの胸に顔を埋める
フィン「?後でかい?」きょとん
ケイト「今は…フィンと…一緒にいたい」もぞもぞ&ぎゅう
フィン「うん…わかったよ(なでなで)
僕も付き合う。遠慮なくぶつけてくれ」ぎゅう
ケイト「うん!
ちゃんと…言うよ…これからは、ちゃんと言う。
もう、昔には戻れないんだから。違うんだから!」
フィン「その通りだ。どれだけ望んでも…返ってこないものもある。
(僕を庇って、死んだ両親のように…」
ケイト「フィン…ずっと、一緒…居ようね」ぐずぐず
フィン「ああ…僕も一緒に居たい。
実際の所、神フレイヤとも今後一生一緒に寝るよう約束させられたからね」
ケイト「睦言一覧集…今頃纏めてるのかな?今日の分も含めて」
フィン「言わないでくれ(深々嘆息)
考えたくない(頭押さえ」
ケイト「ごめんなさい;」
謝る中、また縮こまっていた。
家庭内暴力だけじゃない、周囲の環境がさらに深刻化させたのか…
孤立させ、追い込み、果てには誰も理解者も助けようとする人もいない。←リアル実話
そんな環境に居れば、どれだけいい人であっても心を閉ざし、余計に縮こまるだろう。
「謝らなくていい。もう大丈夫だ、今後は僕が護る」と頭を優しく撫でながら抱き締め、ケイトが強く抱き返してきた。
その時、僕の頭にあることがよぎった。