第24章 *衝突
それらの過去を考えている時、ケイトから打ち明けられたことを思い出していた。
ケイト『自分だけが…唯一当たれるものだった。
だから…自分をひたすら殴ってた。安心するんだ。
気付いたら笑ってるんだ。自分を殴りながら笑ってた。
誰にも当たれない。あんな思いはもうたくさんだ。味あわせたくない。
でもおかしいんだ…自分がおかしいんだって、自分だけが変だからなんだって…結局は…
自分を殴らないと安心できなくなっていった。笑うそれもその時にしか出てこなくなった』
フィン『精神の安定の為、か(随分と酷なことを』
ケイト『でもさ…今は、違うんだ。
だから、とっても感謝してる^^//』
フィン『…僕もだよ(ふっ』微笑
笑みを浮かべて言い放った後、頭を撫でていると
とても気持ちよさそうに笑みを浮かべ、うとうとと眠りにつき出した。
それから、あんな風になるとは思いもしなかった。
ケイト「…うん…わかった」
フィン「独りが多かったからこそだというのはわかってる。
でも、今はもう違うんだ。できるよう意識するだけで構わない。
仕事中の僕に愛しい大好き愛してると叫んできたようにね^^♪」くす
ケイト「こく)うん…ちゃんと、伝えるよ。
独りに…させる真似、して…本当に、ごめんね」しょぼん←肩を落としてる
フィン「気にするな」ぽんぽん←頭に二度手を置く
ケイト「あり…がと」
フィン「!」
ケイト「ありがとう、フィン;
ありがとう…」ぽろり
ぽとっ
再びケイトは震えながら泣いていた。
それに哀しさは無く、嬉し泣きだと気付いて…嬉しく感じた。
フィン「どう致しまして(くす」なでなで
ケイト「生きて、きて…本当に…よかった…ぐすっ;」えっぐ
フィン「そう思えるようになったことが、僕にはとても嬉しいよ」くすり
ケイト「…フィン…」
フィン「ん?」
ケイト「これから…いっぱい、かけると思う。
それでも…いい?大丈夫?」ぎゅう震
縋り付くように、震えながら尋ねてこられた。
何度訴えかけてもなお理解も得られず、さらに一方的に拒絶され続けたのだから当然の反応だろう。
恐らく、断られた時のそれとフラッシュバックで重ねたから、怯えているのかな?
断るような人間じゃないのは、既に知っているだろうに…^^;←内心で困ったような表情を浮かべる