第18章 絶対安静
ケイト「好き好き大好き愛してる♪
Hey!わっしょい!わっしょい!♪
わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょーい!^^♪」ノリノリ
フィン「ぶふぅー!//」
ノリノリであたかも楽しそうに躍り続けるそれに、フィンは耐えきれずに吹いた。
下手をすればアホ丸出し、彼女の本質を理解した上で見れば感情を隠せない人。
それを知るからこそ、本心からの行動だと理解しているからこそ…嬉しいと同時に、普通の人ではまずしないであろう奇行に笑う他なかった。
フィン「ぷっ…ふふっ…何を?」
ケイト「んー?
愛しい大好きの舞い!言葉じゃ足りないから頑張って表現してるんだ!
どう?伝わった!?//」キラキラ←無邪気な眼差し
フィン「あっはっはっはっはっ!あっはっはっはっはっ!!」
ついぞ笑いを押さえていた制御がはち切れた。
犬か!?///
犬だから尻尾をぶんぶん振っているようにしか見えないのか!?///
ケイト「何がおかしいんだよ!こんなに頑張ってるのに!!//」むすー!&ぷんぷん
フィン「あっはっはっはっはっ!ごめん!おかs
あっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!^^」
ケイト「だって言葉じゃどうやっても足りないんだもん!しょうがないじゃんか!!
言葉じゃ表現しきれないほどのものなら行動でって思うでしょ!?
それで言葉と同時に頑張ってたけど、まだまだ伝えたりてないし!!」
フィン「ぷっふふっぶふふっ!
で…何時間ぐらい続けたら満足するんだい?」ぷるぷる
ケイト「んー一生!」
フィン「ぶふぅー!あっはっはっはっはっ!あっはっはっはっはっ!!あーっはっはっはっはっ!!」
腹を抱えながら何度も壁を叩き続けた。
一度だけは何とか持ち直した。
しかしケイトの行動は常軌を逸していて、僕の予測でも付かない方にばかり走っていく。
しかも迷いなくやるから、余計に笑いが…笑いがっ//(ぷるぷる)
普通に考えれば一生それだけをし続けることなど不可能。
子供でもわかること。
しかしそれでも彼女は言った。一生その行動だけをしてようやく釣り合うのだと。
愛を伝える為に満足する点は一生、すなわち死ぬまでなのだと。
あまりにもいじらしい可愛い馬鹿らしい。
そんな想いが愛しいという奔流となりつつも、普通では決してしないだろうあまりにもおかしな行動に笑いが止まらなかった。
