第18章 絶対安静
野望以外に、もう一つの目標ができた。
両親に報いる為に小人族の『光』になることは、今後も変わらない。
変えるつもりも、ましてや疎かにするつもりもない。
10歳のあの日から、もう32年も続けてきたことだ。
それを疎かにするということは、それまでのものさえも無碍にするのと同じことだからね。
だから、それと同時に…同じぐらいに、君との時間を大切にしたい。
もっと共に過ごして、愛して、共に生きたい。
先程まで考えていた想いも含めて、その旨を全て言葉にして伝えると、ケイトは嬉しそうに笑みを浮かべつつ赤ら顔で頷いてくれた。
そして神フレイヤは楽し気にメモ書きを辞めずに聴き入るばかりだった。
やめて欲しいんだが…やめないだろうね;はあ;(溜息)
ケイト「あの…ね//」おずおず
フィン「ん?」
ケイト「私…さ…フィンと、出会えてよかったよ//(微笑)
お陰で、今…すっごく幸せだもん^^///」涙
フィン「!///」
ケイト「だから、ね…言わせて////
私と出会ってくれて、私を選んでくれて、共に居る道を選んでくれて…本当に、ありがとう^^////」きゅっ
両手を取って包み込むように握り締めながら、言葉は続いた。
ケイト「あのね…大好きだよ///」涙目&上目遣い&微笑
ずきゅーん!!!←心が撃ち抜かれた
フィン「僕を…殺すつもりなのかい?//」ぷるぷる
ケイト「え!?;私変なことしてないよ!?・・;」ガーン!!
食べ終わってからベッドへ寝かせた後だからか上目遣いになっていて
その上幸せそうに今までにないほど笑っていて、赤らんでいて…
悶絶以外にしようがないっ////(わなわな)
それから後、神フレイヤは空気を読んだつもりか
扉から出た後僕の方を見て笑い、親指を立ててウィンクしてから部屋の扉を閉めた。
ガチャ
何故鍵までかけたかについては、深く考えないようにしよう。
気を利かせ過ぎだと、一瞬だけそんな思いが脳裏をよぎった。