第100章 未来(さき)へ
太刀川『なるほど
自信の無さはそこからか』
恵土「あと守れなかった経験←肩落とし嘆息
だからさあ…
う〜ん…
無敵だなんて思ったことないんだよなあ、私のこと
1年の時を、自由を、対価にして…
星が割れる、滅ぶことを防ぐ為の対価とした
結果として1年老化し…
癌と半グロ化の、全身への進行を防ぐ為の礎として…
本来なら地下に異空間が出来るほどあった余裕もその対価として注ぎ込んでくれた
今はもう…癌と半グロはいない
バハムートが連れてってくれた
残ったのは…原初の始祖神が直々に作ったこの星だけだ
「天を割り地を割り海を割る!
それが出来て半人前だ!!
剣を取れ恵土——戦え!己が宿命と!!」真剣
3歳でそれ言われて逃げたよ
そりゃ逃げるよ
全力で逃げたよ
走って泣き叫びながら助けを求めたよ
首根っこ掴まれて引き摺り回されたよ
シェパードって言われて褒められた足も形無しだったよ
ボッコンボッコンにされました
剣一つで
ちゃんと加減はされていたものの
母が回復をいつしたものかとソワソワしていた
ずっと心配そうについててくれたんだよね…すぐ近くで、ふふっ
3歳の春、誕生日に貰ったのは…
木刀と…修行地獄の日々だった
「脇が甘い!
握りが甘い!!
死にたいのか!!?」
うごおっ!!
脇腹に決まり、腕に決まり、そのまま池に突き飛ばされ沈んだ
生身だよ
みんな生身でだよ?
剣豪「やるか!!?」
恵土「はい!!」
回復してもらうや否や、修練が再開した
最初こそボッコンボッコンだったけれど
半日もすると対応できるようになってきた
するとギアを上げてきて回転数が上がってきた
メキメキと強くなる、見込みがある
そう笑って、嬉々として笑いながら、目を光らせながら、剣を振るい続けていた
あの人以上の剣の使い手は見たこと無い
殊更、剣技のみに置いては
ヴィザ爺より絶対強いよあれ
前世の自分でも勝てるかどうか怪しいぐらい
私も負けず嫌いだったからなあ…
で…自分のみの剣技を身に付けて極めた時、免許皆伝とされた
互角の打ち合いを繰り広げて、3時間半も打ち合った末に、お互いに尽きたこともあって、どちらも集中も纏いも使用不可、力も体力もお互い尽きたこともあって、無事免許皆伝となった
それが……3歳半でのことだった
『半年!!?』
