第99章 瘀血(おけつ)
生駒『ほお…それで止められるんか?
迅『いや…まだ正直五分五分
敵が一枚岩で無い分、余計動きが複雑になってる』
生駒『なるほどな…
恵土の教え子の中でも先輩いうことか?あれ』
迅『うん…あの子はね
けど…他は違う
だからここまで動けてる』
女性『終わったわ
本来なら罠に取り込んで持ち帰ってから行う作業なのだけれど
毒の治療は神の力を纏わせた時点で済ませたようね』
秀次&木虎『…………』
二人でまだ銃先を向けたまま一挙一動に集中する
女性『………
私は戦争を止めたい
私を利用してでも上を倒して』
秀次『それは…協力するという意味か?』
女性『ええ…
その為なら…諸共でも構わない』
秀次『信頼した訳じゃない…
だが…敵の勢力を教えろ
話はそれからだ』
女性『わかったわ』頷く
木虎『なるほど…
状況が煩雑化していて安定しないということね)
一ついい?
敵は二分している
あなたの勢力の人数は少ない
乱星国家のトリガーを持っている
ここまでで何か間違いは?』
女性『………
おおむねその通りだけれど、最後は違う
私達が作ったトリガーを、勝手に持ち逃げされたのよ
先に攻めた乱星国家が独断でね』
『!!』
女性『攻め入らせない為に注力した結果よ…
防衛に最も向いている状態を作った
あなたも肌で感じているでしょう?
容易には突き崩せないことを』
『…………』
静かに頷いた
女性『上はそれを利用しようとしているだけ
見逃したのもあの人だもの
蹂躙する気でいる
市民も…何もかも…全部
私はそれを止めたい
ただ…それだけ』
秀次『一ついいか?』
女性『なに?』
秀次『………
裏切り者、お尋ね者になってもか?
女性『ええ』
秀次『そうしてでも……
恵土を守る気でいるのか?』
女性『ええ…(深く頷く)
本来なら……
既に死んでいた
それを道具として使うのは……
『絶対嫌』』真剣
全部嫌の声は全てに『!』を付け発言した
遊真『ふむ…
嘘じゃないよ
上に腹が立っているみたい』通信
女性『……
信じてくれなくて構わないわ
私は私で勝手に動く』
木虎『信じるわ』
『!!』
木虎『私も…同じだもの』
拳銃を下ろし真剣な顔で言い放った
女性『………そう』
木虎『ええ』
女性『肺の方も治したわ
随分衰弱していたけれど3日も経てば良くなるはず
