第98章 天泣(てんきゅう)
緊急招集の電話が来たのは…
部屋で着替えをし念入りに持ち物も確認した後のことだった
恵土「いやあの!今日はどうしても外せない用事があって!!
ボーダー園の子の授業参観の日なんだよ!!
お願いだ!今日だけはやめて!!
約束したんだよ!!」涙目
震えた声で叫んでいた
焦ったような、切羽詰まった様子で電話に出た
忍田本部長「そうしたいのはやまやまだが今回ばかりは無理だ
終わったら直帰していい
済まないが頼む」
恵土「わかった、すぐ終わらせる!」
忍田本部長から言質を貰い
チャットを送信した後、ペン等の持ち物をスーツに仕込む
トリガーを起動し、オフにすればすぐ授業参観できるようにしていた
緊急時につき今回は目を瞑るとのこと
恵土「じゃあまた使ってもいいんだ!
鬼怒田「いい訳あるか!最終手段だ!!
恵土「ごめんなさい;」
授業参観後はサイン会と握手会へ変貌してしまったが…
この件もあわさって、一躍有名人になったそうな
第二次世界大戦の戦場帰りの剣豪との試合で
恵土は鎌倉時代から続く剣では負け無しの武士なので
この対戦カードは胸熱とも言える
恵土「弟のように想っている
大事な子…自慢の家族だ^^」頭を撫でる
幸太「へへへ〜ん^^//♪」胸を張る
その件も噂で流されていた
子供好きな面も、どれだけ苦しんできたのかも…
だからこそ守りたいのだと……
学校へはイジメを受ける場所として行かなかった
行事にも楽しいイベントにも…
それよりも…何よりも…血を、涙を、流す人を減らしたい
その一心からのことだった
そしてそれが実を結び…少しでも多くの人が助かることへ繋がり、絆を結ぶことに繋がった
大学受験が18歳からと決まりがあるのですぐ卒業までは出来なかったそう
木虎が助けてくれた恩人(恵土)を見つけたのは…4年前
メディアへの対応、テレビ番組への出演もあってのものだった
大規模侵攻から半年が経過した後だった
それから2年掛けて両親を説得し、入ることになった
戦闘員として…
そして恵土と再会した、という流れである
恵土からすれば…
ネイバーフッドでは大人への対応が非常に多かったので慣れていたそう
と言うより、慣れないと大変だから身に付ける他無かったと
恵土の戦闘は基本、予備動作無しの瞬間攻撃がメインであり、小南の完成形と言われている
