第98章 天泣(てんきゅう)
じゃれてくる菊地原に
恵土がヘッドロックを軽くぶちかますまでがいつもの流れ
栞の影響を受けてのものだったりもする
大体仲は良好
が
どこが、と菊地原は茶々入れしてくるので
恵土はアイアンクローをぶちかまします
軽くなのだが痛い痛いと返されるのも定番の流れです
やれやれと風間が温かく見つめているのも
木虎は…大規模侵攻で恵土が助けた子だった
そして再会し、覚えており…
自己研鑽が凄くて見込みがあるので鍛えたくなって声を掛けた
幸い木虎も覚えていた
と言うか…それ目的で入っていた
木虎(まさかこんなに早く会えるなんて!)驚愕
恵土「なあ…私の弟子にならないか?
鍛えたいんだ!見込みがあるから!」自身を親指で差す
木虎『……………
済みません、『今は』お断りします』真剣
恵土「え?」きょとん
木虎『B級に自力で上がってから、弟子にして下さい!
自力で上がらずに、あなたの優しさに甘えるやり方で、今後強くなれるとは思えません!
なので…
?』きょとん
恵土「にっ)
にひひひひひ!
やっぱお前いいなあ!最っ、高だなあ!
だいっすきだ!^^
わかった!
楽しみに待ってるな!!」
木虎『…はい!』微笑
その為…
木虎を見掛けたら
恵土『木っ虎ぁ〜!!』
デレッデレな声で、満面の笑みで、幸せいっぱいそうに話し掛けていた
遠くても叫んでいた
木虎はとっても嬉しそうでした
満足気にふんすっ!とする木虎がバックに映る
木虎『はっ!)
(いけないいけない!!』ぺしぺし自身の頬を叩く
『目的を見誤ると…死ぬぞ』真剣
師匠からの忠言を思い出して気を引き締め直していた
木虎(持て囃される為に入ったんじゃない
認められる為に入ったんじゃない…
4年半前…助けてくれたあなたに…追い付いてみせる!
必ず——!!)
瓦礫の中、助けてもらえなければ死んでいた…
モールモッドを相手に、盾となって守ってくれた
夕日を背に、優しく手を差し伸ばしてくれた…
その時から…入ると決めていた
両親からどれだけ反対されても…その道を行きたかったから……
鼻高々になる中
恵土『鼻を高くしたら折られるぞ?
気を付けろよ
隙だらけになっちまうからな』微笑
経験則な
と満面の笑みを向けて言い放つ恵土を見て…
はい!と木虎は微笑み返してから、真剣な表情で頷いた
