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Unlimited【ダンまち】

第98章 天泣(てんきゅう)





レイジ「………
もうやめろ」

必死の形相で続ける秀次に対し
レイジ「やめろ!!!!」

…ぴっ……ぴっ………
ぴーーーーー

秀次「はあっ…はあっ
レイジ「もうやめろ…
楽にさせてやれ」

秀次「ねえさん!!ねえさん!!恵土を連れて行かないでくれ!!」
涙を流しながら必死に叫び掛け、頭を抱き寄せる


ギリギリ峠を越えた

恵土「しゅ…う…じ…
け…っ…こん…」

秀次(寝言か?)


恵土「や、く…そく……

しんでも、しぬもんかぁぁぁ

うううううん」
寝言を零す

秀次「……ふっ」
微笑し頭を撫でる


11:00
駿「あの…さ……
恵土先輩がブラックトリガーになろうとした、って…本当?」恐る恐る

宇佐美「………(ぶわっ涙)
う…ん(ぼろぼろ号泣)
ひっく、ぅぅっ」
視線が集まる中

駿「あ、こっちで話そっ!!」ぐいっ!!
咄嗟に隊室へ連れ込み話を聞き…

駿「那須先輩の病気もトリオン体になったら大丈夫だったんだよね?
トリガーオンさえ出来れば、なんとかなるんじゃ?」
その言葉により事態は動く

忍田『1日…いや、半日以内に完成させる!!
それまで持たせてくれ!!
『了解!!
鬼怒田『そんな無茶な
忍田『やらなければ死ぬ!!』
逼迫していた中でのことだった


11:35
遊真が見舞いに訪れていた

一つ方法がある
有吾が自身にしてくれたことだ…

それを考えながら向き合っていると…
虚空に黒い穴が開き

そこからハイレインが姿を見せた
『ミデンの兵士だな?渡しに来た』とオレンジ色の大きなカプセルの薬を渡された

米屋が槍で突っ込みかけるも、東からの通信で止めに入られる
病室へ駆け付ける為に走っていた秀次も同様だった

遊真『これは?
ハイレイン『薬だ
口に含めばなんでも治る
多臓器不全なら意識が戻る程度にしかならないが…』

遊真『なんで渡しに来たの?
ハイレイン『あいつの意志だ

それと…約束を果たす為——
あいつはもう、忘れているかもしれんがな』

遊真『忘れてなんてなかったよ?
聞いたけど…

どうやって察知したの?恵土のこと』

ハイレイン『虫の報せでな…夢の中で見た』

遊真『リリィさんは元気?』

ハイレイン『ああ…
私の薬を渡してくれと懇願された
が、断った

何度も何度も助けられてきたからな
俺の分を俺が渡すべきだと判断した』


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